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  • 執筆者の写真OKEANOS ,Inc.

肛門嚢切除術について


肛門嚢(のう)とは

肛門腺とも言われる、肛門の傍にある匂い袋です。(スカンクはここから強烈な匂いを出します)

肛門の左右、4時、8時方向(下の写真の緑部分)にあり、排便時に外肛門括約筋が収縮することで、便と一緒に内容物が排泄されます。

肛門腺絞りは基本的に自分で出せている子には不要です。





外科適応:

◻︎肛門嚢の内容物が硬かったり、直腸へ続く導線が細い場合や内容物が溜まって破裂する恐れがある場合

↑写真の子は左右の肛門嚢が破裂し、皮膚に穴が空いてしまった子です。


実際の手術

柴犬 6歳 慢性の肛門腺詰まりがあり、内容物もかなり固形に近い状態が小さい頃から続いていました。


写真のように先ずは寒天を肛門嚢に注入し、手術時に他の組織との区別がはっきりできるようにします。

皮膚と外肛門括約筋を一部切開し、周囲の筋肉や神経・血管に注意して肛門嚢を摘出します。





起こりうる合併症

①排便回数が増える

術後2週間程で抜糸を行いますが1〜2ヶ月までは組織の回復に時間がかかります。

またお尻を気にしたり、何回もトイレに行きたがることがあります。


②下痢になる

直腸神経を傷つけたり、外肛門括約筋が1/2以上のダメージを受けると、下痢になることがあります。

合併症の確率としては少ないです。

術後はエリザベスカラーで舐めないようにして、痛み止めで維持します。消毒や抗生剤を使用する場合もあります。


おしりを気にする、お尻を擦って歩くなどがありましたら、肛門腺に異常があるかもしれません。


ご相談やセカンドオピニオンにも対応しておりますので、当院までお越しください。

※当院は予約制となっております。事前にご連絡頂きますようにお願いいたします。

※医療関係者様からの手術の依頼、相談等も受け付けております。



050-1807-1120

武相動物病院 獣医師 岩屋大志郎

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