鼻腔狭窄症とは:
読んで字の如く鼻の穴が狭いことで起こる症状の事です。
下記の写真をご覧ください。
軽〜重度が悪いという事ではなくあくまでも症状と照らし合わせながら手術を選択していきます。
主な症状:
スターター(ブーブー、ズーズー、スースーなど)と言われる異常呼吸音が生じます。多くの症例が同時に努力呼吸を認めます。安静に落ち着いて呼吸している時には症状がなくとも、興奮時または運動時に症状が現れるケースも多いです。いびきも認めます。重症例では睡眠呼吸障害(睡眠時に呼吸が不整になる、突然顔を上げて起きてしまう、何度も体勢や寝場所を変え寝付けない、睡眠時無呼吸発作など)を認めることがあります。
基本的に犬は睡眠時には鼻呼吸で呼吸をしています。そのため外鼻孔狭窄など、鼻で呼吸がしづらい場合には寝てしまうと低酸素つまり、苦しくなってしまうことがあるためです。また、すぐに体が熱くなってしまうため、冷たい床を探して寝るようになることも多く認められます。
手術:
当院では写真のような術式を行うことが多いです。
BEFORE⬇︎
AFTER⬇︎
軟口蓋過長症の手術と合わせて行うことでより呼吸もしやすくなります。
ご相談やセカンドオピニオンにも対応しておりますので、当院までお越しください。
※当院は予約制となっております。事前にご連絡頂きますようにお願いいたします。
※医療関係者様からの手術の依頼、相談等も受け付けております。
TEL:050-1807-1120
武相動物病院 獣医師 岩屋大志郎
Comments