こんにちは🐾動物看護師の佐々木です!
突然ですが、
「今日抗生剤出しておきますね。」
この言葉、動物病院でよく耳にしますよね!
よく耳にするけど、抗生剤ってそもそも何でしょう?
今日は抗生剤とその正しい服用方法についてお話ししていきます。
まず抗生剤とは、細菌による感染症を起こした際に飲むお薬の事です。
細菌を壊す・細菌の増殖を抑えるという効果があります。
なので、現在全世界で大流行しているコロナウィルス感染症や、冬場に流行するインフルエンザは抗生剤を使っても全く効果はありません。なぜならこれらの感染症はウィルスによる感染症だからです。
そして、抗生剤を飲むと副作用で下痢を起こす事があります。
これは腸内に存在する正常な細菌にも抗生剤が攻撃を加えてしまうからなんです。
あまりにも強い副作用が出てしまう場合は獣医師に必ず相談をしましょう。
勝手に服用をやめてはいけません。
ここから正しい服用についてお話しします!
「薬剤耐性菌」という言葉をご存知でしょうか?
特定の抗生剤に対して、抵抗力をもった細菌、つまり抗生剤が効かない細菌の事です。
勝手に服用を辞めてしまうと、細菌が残って身体の中で変化し、この薬剤耐性菌が発生する可能性があります。
また、先程のコロナウイルス感染症やインフルエンザ等、必要のない抗生剤の服用は
薬剤耐性菌の発生に繋がります。
・途中での休薬
・量や回数の変更
・他人への譲渡
・余っている薬の使用
獣医師と確認か取れない場合、個人の判断での上記の行為は避けましょう❗️
これは人間でも同じ事が言えます。
抗生剤に限らずですが、お薬は医師・獣医師の指示に必ず従ってくださいね!
動物たちと飼い主様との距離を縮め、色々な事を共有できればと始めたブログですが、今後も少しづつ継続していきたいと考えています💡
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これからも、武相動物病院をよろしくお願い致します‼️
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