こんにちは。武相動物病院~長津田~ 獣医師の岩屋です。
今日は子猫ちゃんに稀にみられる漏斗胸(ろうときょう)についてお話します。
胸の真ん中を走る胸骨が心臓の方へ食い込んでしまい、呼吸が苦しくなる病気です。
下の写真をご覧下さい。
胸骨が心臓の方へ食い込んでいるのが分かると思います。
(本来は点線のように伸びて欲しい)
この子の場合は 変形の程度がひどく、実際に呼吸器症状が現れていたため、手術をすることになりました。
手術は、お腹と胸を開けて、食い込んでいる胸骨を引き戻し、
プレートで固定する方法で行いました。
皮下にプレートを固定しています。このプレートは2ヶ月後の去勢時に抜去する予定で留置しました。
手術から1.5ヶ月後のレントゲン写真です⬇︎
胸骨がかなり矯正されたのが分かると思います。
皮下に埋まっているので本人も気にすることなく、今は元気に走り回ってるとの事です。
皮下にプレートが埋まっているの分かりますか?⬇︎
手術時は1.9kg(4ヶ月齢)でしたが、今は3kgで大きくなってます!
2ヶ月後の去勢手術の際にプレートを取り外しました⬇︎
プレート抜去後のレントゲンでも整復されたことが確認できます⬇︎
手術でお困りの方、相談したい方は当院までご連絡ください。
また医療関係者様からの手術の依頼やご相談も受け付けております。
武相動物病院 長津田 TEL 050-1807-1120
獣医師 岩屋 大志郎
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