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腸重積(解除術)について

今回は特に若い犬で多い腸重積についてご説明したいと思います。

仔犬や仔猫の体調不良の中で大きく占めるのが下痢や吐き気です。ほとんどの場合は一過性で終わってしまうのですが、まれになかなか治らず、急速に衰弱していくこともあります。

こういったなかなか治らない下痢や吐き気の一つに腸重積というものがあります。


腸重積とは?

腸重積は腸の一部が何らかの理由で腸の中に陥入する病気です。


ひも状の異物により物理的に重責を起こしている場合もあれば、消化管内の寄生虫やそのほかの原因により、慢性的な腸炎を引き起こしているような仔犬に多いとされていますが、特定の原因が見つからないことも非常に多く、また比較的若い猫でも見られる病気です。



診断にはエコー検査が有用です。レントゲンでも診断がつくこともあるのですが、はっきりとした画像が得られないことも多く、バリウム検査でも完全な閉塞所見でないこともあり、いくつかの検査を組み合わせ診断することが多いです。



治療法は?

基本的には外科手術が唯一の治療法になります。

腸重積を起こしている腸の箇所は、重積部を解除したときにあまり損傷がないように見えたとしても、高い確率で再陥入をおこすため、重積が見られている腸を切除し、正常な腸同士を吻合する場合があります。



手術後の調子は速やかに回復することが多いのですが、2日から3日程度の絶飲絶食が必要なため、基本的には入院が必要になります。

手術のリスクとしては腸の吻合手術はまれに癒合不全を起こし、術後の状態を悪化させることもあります。

また腸重積を起こす特定の原因がみあたらないことが多いので、手術後に別の箇所で再発することもあります。

こういった様々な手術のリスクはあるのですが、手術以外には治癒する方法がないため、飼い主様と相談の上最善の選択ができればと思っています。


ご相談やセカンドオピニオンにも対応しておりますので、当院までお越しください。

※当院は予約制となっております。事前にご連絡頂きますようにお願いいたします。

※医療関係者様からの手術の依頼、相談等も受け付けております。

TEL:050-1807-1120


武相動物病院 獣医師 岩屋大志郎


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