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  • 執筆者の写真OKEANOS ,Inc.

避妊・去勢手術メリット・デメリット

更新日:2022年12月7日

こんにちは🐾看護師の佐々木です!


今回は避妊・去勢手術のメリット・デメリットについてお話をしていきます。


動物病院で働いているとよくこんな相談を受ける事があります!

「避妊・去勢手術はどうしてした方がいいの?なんだか可哀想な気がして、あまり受けたくない。😢」


確かに避妊・去勢手術と聞くと、動物として自然の姿ではなくなる、麻酔をかけるのが可哀想、本当に幸せなのか、そう考えてしまう人も一定数いらっしゃるかと思います。


今一度、避妊・去勢手術のメリット・デメリットをしっかり把握した上で今後の意思決定をして欲しいのです!


先ず私達が避妊・去勢を推奨する最大の理由

避妊・去勢をしない場合になりやすい病気の予防です。



犬の乳腺腫瘍を例にとると、


手術のタイミングが初回発情前の発生リスクが0.5%に対して、

1回の発情後➡︎8%(リスク16倍)

2回の発情後➡︎25.9%(リスク52倍)


と次第に上がっていきます。その為早期の避妊を推奨しているのです。


その他に生殖器に関する病気として下記のものが病院ではよく遭遇します。


オス

精巣腫瘍→起こりやすい腫瘍が3種類あります。

前立腺肥大→前立腺が周囲の組織を圧迫することで、血尿、血便などに繋がる

肛門周囲腺腫→読んで字の如く肛門周囲に腫瘍ができやすくなります

会陰ヘルニア→お尻周りの筋肉が菲薄化し、脂肪や膀胱、腸などが脱出してきます


メス


※各病名をタップすると詳細なブログ記事の閲覧ができます。




また、発情期に交配できないストレスや、発情期に引き起こす様々な問題行動を抑える意味でも有効です。



一方、避妊・去勢手術をするとホルモンバランスが崩れるので、肥満になりやすくなります。

手術を受けた後は太りにくいフードを選んだり、適度に運動をさせるなど太りにくい環境をつくってあげてくださいね!病気を予防する事と、ストレスを抑制する事が犬猫の健康寿命を延ばすことへ繋がります。


また、全身麻酔に関するリスクに関しては【麻酔の正しい恐れ方】というブログをご参照下さい。



手術を受けさせるか迷っている方、これから犬猫を飼いたいけどどうしたらいいか分からないという方、当院の獣医師に相談も受け付けております。

是非このブログを読んでメリット・デメリットを検討した上での意思決定をしてみて下さい。





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